MD(それに伴うくすぐったい感覚)

部屋の模様替えやらなんやらをしていたところ、この度 大量のMDが発掘されました。

30年ほど前、音楽市場での「レコードからCDへの移行」は円滑で劇的だったと云われているようで、僕自身その実感と好感もありましたが、数年前のMDメディアの“絶滅”に関しては、ユーザーとして驚きと落胆を大いに感じたものでした。

昨今のCD-RやMP3も、音楽を聴き楽しみ始めた頃(≒30年前)から考えれば物凄いことですが、メディアとしてカセットテープを長らく愛用していた身としてはMDの出現はビックリマークの大喜びだったのです。

オリジナルカセットを作るのが好きだった(というのが恥ずかしい告白のように感じるのは何故でしょう!)僕にとって「グループ管理・タイトル入力・最大320分」というのは魅力的でしたし、曲の並べ替えも簡単にできるなんて素敵じゃないか!

そして何よりも、combineやdivideでの編集機能…これには夢中になったものです。

ジャンルのイメージに合うデザインに振り分けられたカラフルなMDたち。

再生できる機材は既に手放してしまっていたので、友人から借りたラジカセで久しぶりに聴きなおしたところ、自分でもビックリ、ニンマリするような録音が随所に――部分的にカットして短くしたり、同じ曲の別バージョンをつないだり、はたまた壮大な(?)組曲を編んだり!

これらは誰かに頼まれたわけでも、何かの必要に迫られたわけでもなく、ましてや人に聴かせるために作ったのでもありません。それが「少し恥ずかしく、くすぐったい」感じを覚える理由なのでしょう。

で、今の自分のことを考えてみると…。

タップの舞台で自身のナンバーを表現できる機会をもらえた際に、長さやテンポ・構成など「コレだ!」という音楽にはなかなか出会えないものですーーそれは当たり前。だって、タップダンスに使ってもらうために演奏している曲なんて皆無に近いのですから。

しかし技術は進みました…直感的に操作できる音楽編集ソフトがインターネット上にはゴロゴロ転がっています。

音楽の波形が可視化され、それをマウスひとつで切ったり貼ったり伸ばしたり、キーを変えずにテンポアップ、フェードイン・アウト。。。

始めると時間の経つのも忘れてしまうのは、MD時代の「喜びと物足りなさ」をアタマが覚えているからだなと、妙に納得してしまいました。

ただ一つ、ちょっと改めなくてはならないのは、編集と録音が終了して、そこからが振り付けのスタートという時に、達成感から一度 “燃え尽きて” しまうことです。。。

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